カナダ バンクーバー ライフ

カナダ、バンクーバーでの日々の暮らし

カナダで美容院に行った話(サスカチュワン編)後編

彼のお母さんに連れられて、お母さん行きつけの美容院に到着。

 

ジェフは?と思ったら、お母さん何やら男の美容師さんと楽しそうに話してる。

 

普通の白人のちょっとぽっちゃり、33歳位?

背はそんなに高くなく、茶色?栗色の巻毛。

白いシャツに黒のパンツ、美容師さん風。

 

え、この人ジェフ?

周り見渡しても他は女性の美容師さんだから、え、やっぱりジェフ?

 

決してカッコ悪いわけではないけど、当たり障りのない中肉(微小ぽっちゃり)中背の30代のお兄さんだ。

 

でも考えたら、お母さん主婦仲間にとっては、旦那より若く、自分の子供より年上。

旦那のように太ってなく、子供のように細いわけではない。

お父さんのいつものTシャツジーンズという服装でもなく、子供のいつものTシャツジーンズというわけでもない。

そう考えるとモテるのかもしれない。

 

と考えたりしてるうちにジェフが来て、ハーイと挨拶。

ジェフは人気者なので、女性の美容師さんに指示だけ出して、他のお客さんの所へ。

 

女性の美容師さんは気さくな、やはり30代位。美容師としての経験はある程度あるようだ。

 

この時は髪にウエーブをつけたくて、パーマをお願いした。

ロッド?(髪巻くやつ)をお姉さんが巻き始める。

 

ここで気付いたのですが、日本だったら大抵どの美容師さんであっても綺麗にきっちり、短い髪の毛もはみ出す事なく巻き上げていく。

多分美容学校で、そして職場で見習い期間、皆修行を積んで、誰もが修得しなければならない技なのだろう。

日本では当たり前の光景であった。

 

しかしここカナダのお姉さんは、はみ出し、一部ゆるく輪っかになり、一部くしゃくしゃのまま巻いている。

私の髪そんな巻き方で?と思ったけど、お姉さん気にせず。

 

頭が大雑把なロッドで全て巻かれた後、これからパーマ液をかけるであろう準備の為、髪の生え際に、液が垂れないようキツくタオルが巻かれた。

 

お姉さんがパーマ液を持って現れた。

ここまでは普通の光景であったが、お姉さんがニコニコしながら、私にポンと白いタオルを渡した。

 

え、このタオル何?

と思ってたら、お姉さんが

「用意はいい?行くわよ!」

と言って、パーマ液をチューっと私の頭にかけ始めた。

 

するとパーマ液がツーっと生え際のタオルから染み出し、おでこの方に伝ってきた。

あぶない!垂れる!

と思い、すかさず手に持ってるタオルでおでこに流れてきた液を食い止める。

 

え、この渡されたタオルはこういう事か!と思ってる間もなく、お姉さんがチューっとかける液が方々から垂れ始め、あっち拭いたりこっち拭いたりと、自分も忙しく、お姉さんと二人三脚で作業が進んで行くのでした。

 

カナダの美容室は自分もうかうかしていられないんだな、とその時思いました。

 

結局ジェフの事はすっかり忘れてしまい、雑なロッドの巻きも、最終的にはグリグリのパーマなのでわからず、良い仕上がりとなりました。

 

おわり