カナダで美容院に行った話(サスカチュワン編)前編
遠い昔ですが大学生の頃、カナダ、サスカチュワン州の大学に通っていた為、大学のあるリジャイナ市に住んでいました。
リジャイナはとても田舎で、住んでいる人達は、元々リジャイナで生まれ育った人達で、大多数が白人とネイティブでした。
外国人は少なく、日本人、ラテン、韓国、中国人もいましたが、基本外国人は大学生のみ。
大学卒業後は皆、母国に帰って行きます。
地元で働いている外国人は中華料理店の中国人くらい。
リジャイナに住んでいる日本人の数も当然少なく、日本人名前全員言えるくらい(多分総勢25人位)全員知り合いでした。
当時同じ大学のカナダ人と付き合っていて、彼はお父さん、お母さん、弟と一緒に住んでいたのですが、私毎日のように遊びに行って、一緒にごはん食べたり、週末一緒に出かけたりと、ご家族にとても良くしてもらいました。
ある日、髪の毛も伸びてきたし美容院に行きたいなあと、お母さんに相談したところ、
「私や私の友達が行っている美容院を紹介するわ」
と言ってくれました。
するとお父さんが
「マリオン(お母さん)達はクールな美容師のジェフに会いたいからな」
と何やら冷やかし風。
お母さんも
「ふふふ」
と少女の様に含み笑い。
彼に
「そのジェフは主婦に人気の美容師さんなの?」
と聞いたところ、どうやらそうらしいとのこと。
そしてお母さんに予約を入れてもらい、後日そのジェフのいる美容院に行ったのでした。
つづく