海外旅行でよく巻き込まれる犯罪について
最近海外旅行に行く人も多くなってきたようですね。
海外ではどのような犯罪に気をつけたほうがよいのか、実際にカナダ、バンクーバーで旅行者が巻き込まれた犯罪についてお話します。
これを読んで未然に犯罪被害を防げれば良いなと思います。
1.写真に写りこむ
観光スポットで写真を撮っていると、いきなり後ろに来て写真に写りこみ、
「自分の写真を撮ったから金をよこせ」
と、自分から勝手に写真に入ってきたにもかかわらず、自分を撮影したのだからお金を払えと要求してきます。
どうしていいかわからず対応に困っていると、旅行者の携帯を奪って逃げたりもします。
なので写真を撮る時は、周りに変な人がいないか確認をしてから撮影した方が良いです。
2.詐欺日本人とニセ警察官
観光をしていると、
「日本人の方ですか?」
と旅行者風の日本人が日本語で話しかけてきます。
地図を出し、「ここに行きたいのですがわかります?」
と、同じ旅行者同士のように振る舞います。
話しかけられた方は、同じ日本人ということもあり、気を許してしまいます。
相手と話をしているうちに、詐欺日本人仲間のカナダ人ニセ警官が現れます。
英語でバーっとまくしたて「お前ら不法滞在だな」的ないいがかりをつけてきます。
すると詐欺日本人が
「不法滞在を疑っている。警察の言う通りにした方がいい」
と言い出します。
するとニセ警官が
「身分証明書見せろ」と言い、詐欺日本人がパスポートを見せると、
「お前の名前は本当にこれか?クレジットカードの名前も確認する。クレジットカード見せろ」
と言われ、ニセ警官にカードも渡します。
警官に不法滞在を疑われ、目の前で他の日本人がパスポートやらクレジットカードやらを警官に見せているのを目の当たりにし、パニックになります。
(実際、その日本人とニセ警官はグルなのですが、旅行者はそんな事は知りません)
そして警官の目が自分に向けられ、
「お前もパスポートとクレジットカードを見せろ」
と言われると、その詐欺日本人に
「オレがやったように、警官の言う通りにした方が良い」
と促され、旅券とカードを警官に渡してしまいます。
こんな手口で個人情報、カード番号を詐欺グループに渡してしまうのです。
日本語で話しかけてきて、同じ日本人をだますという汚い手口。
でも実際、本当の日本人旅行者が他の日本人旅行者に話しかけることなんかもあるわけだし、どうやって見分ければよいの、と思ってしまいますよね。
でも、警官が出てきてクレジットカードを見せろというのも変な話なので、おかしいなと思ったら、警察の方のバッジを見せてもらい、名前と部署を聞いてみるのがいいかもしれません。
あとは、通りがかりの親切そうな第三者に助けを求めるのも良いかもしれません。
「英語が良くわからないから、この警官の言っている事がわからない。助けてもらえませんか」
と言う風に。
第三者が入ってきたら、ニセ警官も正体がばれると思い、逃げていくかもですね。
あるいは第三者が、これは変な話だと思い、その警官が偽者であることに気づくかもです。
他にもまだ気を付けるべき話はあるのですが、またそのうち書きますね。
色んな犯罪が旅行者を狙っています。
皆さんも巻き込まれないよう気をつけて!